ゼブラプリンタ 消耗品ご購入でお悩みの方 – ラベル編
ラベルデザインのお悩みを解決
ゼブラプリンタをご購入をご検討の際、消耗品(サプライ)となるラベルのご検討はお済みでしょうか?
マキー・エンジニアリングでは、ゼブラプリンタの特性を熟知したスタッフがラベルデザインのアドバイスから、ご使用環境に適した素材の選択をご提案いたします。
ラベルのご購入についてお悩みの方、是非一度ご相談ください。
ラベルでお悩みの方へのアドバイス
新規にラベルをデザインする際のノウハウを、いくつかご紹介いたします。
ご使用する用途によって材料の選定
ラベルの材料は、使用する用途によって様々な種類があります。
ラベル寿命が短かくてよいもの、例えば「物流ラベル」は、商品が発送元から発送先へ届くまでの間だけで構いませんので、低コストなコート紙系のラベルを使用します。
逆にラベル寿命が長い「銘板ラベル」のように、家電製品の背面に貼付けるラベルでは、必要な情報を長期間劣化のない材質の選定が必要です。
下記に代表的なものをご紹介いたします。
- 物流用途(ダンボールの外箱、化粧箱のシール)
比較的、非着体の製品寿命が短いが使用数量が多い場合。
バーコードや細かい文字の印字が可能です。
>> コート紙、上質紙
- 銘板ラベル
家電製品の銘板のように製品寿命が長く、耐久性を必要とする場合。
耐擦過、耐溶剤に優れ、見た目も高級感があります。
>> 銀ネーマー、PETホワイト
- 特殊環境
サーキット基盤など、貼りつけたラベルを高温な環境で使用する場合。
>> カプトン
ラベルを貼り付けた際に下地が透けて見えないようにする場合。
輸入商品のラベル貼替えなどに使用します。
>> 訂正用上質ラベル
ラベルの糊にも種類があります
ラベル粘着面の糊の種類も多様です。
流通しているラベルに多く使われている糊は『一般強粘(いっぱんきょうねん)』と呼ばれています。流通量が多いため比較的安価に入手ができます。
あるお客様では、化粧箱に貼付したラベルを運送便で発送し、先方に到着後「きれいに剥がせるように」という要望がありました。
剥がしやすい糊である『弱粘着』を使用したラベルをご提案しました。
またあるお客様では、ラベルを貼り付けた商品を冷凍庫に保管する用途がありました。通常の一般強粘では一晩で糊が固くなり、剥がれ落ちてしまいますので、『冷凍糊』という低温度に特化した糊をご提案しました。
コート紙ラベルをお探しならば『TYラベル』をお勧めします
商品の化粧箱やダンボールの外箱、高度な耐久性を要さない用途の場合、一般的に『コート紙』を使います。
コート紙は、紙ベースのラベル表面に加工をし平滑性を上げ、熱転写方式の印字に最適化した材質です。紙ベースなので、安価でご購入いただけます。
マキー・エンジニアリングでは、コート紙の中でもより優れた材料『TYラベル』をお勧めしています。
通常のコート紙に比べ、ラベル表面の平滑度が高く、更に熱転写プリンタに最適化されているため、サーマルヘッドに負担をかけない低い熱量で優れた印字品質のラベルが発行できます。
サーマルヘッドの発熱量を抑えることができるため、サーマルヘッドの消耗軽減にも一役買っています。
ラベルの 縦横サイズ と プレ印刷加工
お客様から「ラベルの縦横サイズに標準品がありますか?」とご質問をいただくことがあります。
例えば『横4インチ×縦3インチ』『横100mm×縦50mm』といった規定サイズのラベルしか購入できないのかといったご質問です。
マキー・エンジニアリングでは、お客様の使用する用途に合わせて、自由にラベルサイズを設計、作成して納品をいたします。
ラベルは『原反(げんたん)』と呼ばれる大きなロール状の材料から、必要なサイズを「刃型」で抜き、必要なラベル幅で切り落とし(スリット)をして作成します。
自由なラベルサイズはもちろん、ラベル間の溝(ギャップ)の調整、台紙左右の耳部分の幅の調整も自由に設定できます。
同様にラベルの角に『R加工(丸み加工)』を施すこともできます。
R加工を行うことにより、商品に貼り付けたラベルが「角の端部分から剥がれてくる」といったトラブルを防ぐことができます。
あらかじめ印刷を施したラベル、いわゆる『プレ印刷』加工のラベルの作成も可能です。
会社のロゴマークなどカラフルなデザインや、固定印刷部分をラベルに施します。
感熱紙を選ぶときの落とし穴
感熱紙は熱を加えることによって、材料自身が化学反応により黒く発色します。ファックスやレジのレシートによく使われています。
感熱紙を材料に作成したラベルは、インクリボンを必要としないため、ランニングコストを安く抑えることができます。
しかしながら、次のようなデメリットがあります。
- 常温では短時間で変色しないが、長時間保存をするとラベルが全体的に『黄色く変色』するため印字内容を数年間表示する製品のラベルには適しません。
- インクリボンを使用しないため、感熱紙ラベルの表面が『直接、サーマルヘッドに触れる』ことになります。
印刷の際、ラベル表面が『紙ヤスリのように』サーマルヘッドを擦り続け、インクリボンを使用した場合に比べサーマルヘッドのエレメントを痛めます。最終的にはヘッド切れが発生します。熱転写方式(インクリボンを使用する方式)では、インクリボンがラベルとサーマルヘッドの間にあることにより、サーマルヘッドへのダメージを軽減させています。サーマルヘッドは高価な部品です。ランニングコストを抑えるために感熱紙を選んだはずが、最終的にはコストが上がったといったことになりかねません。
感熱紙のメリットとデメリットを踏まえてうえでの材料選択が必要です。