ゼブラプリンタ 消耗品ご購入でお悩みの方 – インクリボン編
インクリボン選定のお悩みを解決
ゼブラプリンタをご購入をご検討の際、消耗品(サプライ)となるインクリボンの選択はお済みでしょうか?
マキー・エンジニアリングでは、ゼブラプリンタの特性を熟知したスタッフが最適なインクリボンの選定をお手伝いたします。
また、既にラベルが手元にあり、それに合うインクリボンをお探しの場合でも、そのラベルに最適なインクリボンをご提案いたします。
インクリボンのご購入についてお悩みの方、是非一度ご相談ください。
ご存知ですか? ラベルとインクリボンの相性問題
ラベルのデザインが解決したら、次に考えることは、そのラベルに適したインクリボンの選定です。
ラベルとインクリボンの相性が不適切だと「印字が綺麗にできない」「印字した文字が消える」といった不具合が発生します。
インクリボンのインクは、大きく分けて次の3種類があります。
- ワックス系インク
熱転写のサーマルヘッド温度が低くても溶け、あらゆる素材に印字が可能。擦過性(擦ったときの耐性)や耐熱、耐溶剤に弱い『ワックス系』。
- レジン系インク
フィルムなどの合成紙にしっかりと印刷ができ、耐擦過、耐熱、耐溶剤に強い『レジン系』。
ただし、サーマルヘッドの温度を高く設定する必要があり、ラベルの材質によっては印字が綺麗にできない場合があります。
- セミレジン系インク
ワックス系とレジン系を配合し、両者の中間的な性能を発揮する『セミレジン系』。
汎用性が高く、コート紙ラベル、合成紙ラベルに最適です。その反面、若干耐溶剤性に弱いところがあります。
これらインクには、ラベル表面化工との相性があります。
例えば、上質紙(A4コピー用紙のような材質)ラベルに『レジン系』『セミレジン系』インクのインクリボンを使用しても、全く印字ができません。
これは、ラベル表面の凹凸がある上質紙に対し『レジン系』『セミレジン系』のインクでは、固すぎて「インクがくい込まない」ためです。
逆にフィルムなどラベル表面の平滑度が高い合成紙に対して『ワックス系』『セミレジン系』インクのインクリボンで印字をすると、綺麗に印字はできますが「爪で擦っただけで
印字が剥がれ落ちてしまい」ます。
これは『ワックス系』『セミレジン系』インクは柔らかいため「ラベルへのくい付きが弱い」ためです。
ラベルの素材や表面加工の特性やご使用用途によって、使用するインクの種類を選択する必要があります。
インクリボン幅は『狭すぎず、広すぎず』
インクリボンの幅は、ご使用ラベルの台紙幅と密接な関係があります。適切なサイズをご利用ください。
インクリボン幅がラベル台紙幅よりも狭い場合
右の写真のように『インクリボンの幅がラベル幅よりも狭い』と、ラベルがサーマルヘッドにダメージを与えます。
ラベルがサーマルヘッドに直接触れている部分(写真右側)が、サーマルヘッドのエレメントを擦ることにより、エレメントが削れていきます。削られたエレメントは発熱がを出来なくなり、最終的にヘッド切れが起こります。
インクリボン幅がラベル台紙幅よりも広い場合
右の写真のように『インクリボンの幅がラベル幅よりも広い』と、インクリボンのしわの原因になります。
インクリボンとラベル部分の摩擦に比べ、インクリボンとプラテンローラーが直接触れている部分(写真右側)の摩擦が強いため、インクリボンが摩擦が強い右方向に向かって引張られます。
これにより、インクリボンが斜行し、インクリボンのしわが発生します。
また、インクリボンは、幅が広いほど高価なので、不必要に幅が広いとランニングコストにも影響があります。