ゼブラプリンタ よくあるご質問 『サーマルヘッド / その他』
ゼブラプリンタのサーマルヘッド周りに白い粉がつき、印字が汚い
プラテンローラーが削れている
プラテンローラーが何らかしらの影響で削れています。機器点検とプラテンローラーの交換が必要です。弊社サービスサポートへご連絡ください。
稀にプラテンローラーを新しく交換した際に白い粉がつくことがあります。この際は、アルコールでプラテンローラー、およびサーマルヘッドを清掃してください。数日間ご使用いただき状況が改善しない場合は、プリンターの故障が考えられます。
インクリボンの『背面剤』がサーマルヘッドに付着している
『背面剤』とは、インクリボンのインクの裏面に塗布されている溶剤です。インクリボンの種類によっては、背面剤がサーマルヘッドの熱によって溶け、サーマルヘッドの周りに白い粉状につきます。
サーマルヘッドの清掃が必要です。サーマルヘッドのエレメント部分に背面剤が付着した場合、ラッピングフィルムシートによる清掃が必要です。
ゼブラプリンタの『HEAD OPEN』エラーが消えない
ゼブラプリンタの電源を投入し初期動作が完了した後、プリンタヘッドを閉じているにも関わらず『HEAD OPEN(ヘッド オープン)』エラーが消えない場合、次の原因が考えられます。
『HEAD OPEN』以外のエラーが同時に発生している(Zebra Printers 全モデル対象)
『HEAD OPEN』エラーと同時に『RIBBON OUT(リボンなし)』『LABEL OUT(ラベルなし)』エラーが発生している場合、プリンタヘッドを閉じてもエラーが解除されません。この際、ゼブラプリンタの正面LCDパネルに『HEAD OPEN』エラーメッセージが残って表示されます。
ゼブラプリンタの正面LCDパネルに『HEAD OPEN』以外のエラーが表示されている場合は、先にそのエラーを解除してください。
『HEAD OPEN』センサー遮蔽板が外れている(Zebra Printers ZEBRA Xiシリーズ / ZEBRA 105SL)
ゼブラプリンタの電機基盤面にあるHEAD OPENを検知しているセンサーの遮蔽板にネジが緩んで、センサーから外れています。
ゼブラプリンタの電源を切り、電源プラグをコンセントから抜いてください。
プリンタ基盤側のネジを外し、基盤側の蓋を外してください。
右上にある『センサー』と『遮蔽板』を確認してください。ヘッドが閉じているときは、遮蔽板がセンサーを遮蔽するように角度を調整してください。
![ヘッドオープンセンサー遮蔽版](https://www.maky.co.jp/renewal/wp-content/uploads/2020/04/AjstHedSnsr.jpg)
『HEAD OPEN』センサー反射板が汚れている (Zebra Printers ZEBRA ZM400 / ZM600 / S4M)
ゼブラプリンタのヘッド開閉を検知しているセンサーの反射板が汚れているため、ヘッドを閉じてもエラーが解除されいません。
ゼブラプリンタのヘッドを大きく開いてください。センサーの真上にある反射板をアルコールで清掃してください。
同時にセンサー部の汚れをエアーブローで払い落としてください。
![ヘッドオープンセンサー反射板](https://www.maky.co.jp/renewal/wp-content/uploads/2020/04/AjstHedSnsr_ZM.jpg)
ゼブラプリンタの「WARNING RIBBON IN」エラーが消えない
『PRINT METHOD』設定が不適切(Zebra Printers 全モデル対象)
ゼブラプリンタの印字方式の設定が感熱紙モード(DIRECT THERMAL)にもかかわらず、インクリボンを装着すると「WARNING RIBBON IN」エラーが発生します。
プリンタ正面パネルの設定『PRINT METHOD(印字方式)』を適切なモードに変更してください。
同様に ZEBRA ZMシリーズ、およびS4M の場合、感熱紙モード時設定時、インクリボンセンサーの反射板が汚れていると「WARNING RIBBON IN」が発生します。センサーの反射板をアルコールで清掃してください。
ゼブラプリンタ 『HEAD COLD』警告が発生
外気温が寒いためサーマルヘッドが冷えている(Zebra Printers 全モデル)
寒い日の早朝など、室温が低いときに「HEAD COLD」警告が発生することがあります。サーマルヘッドが冷えているため、印字品質が一時的に低下する可能性があります。
ラベルを数枚発行し、印字品質を確認してから印字を続行してください。
警告の表示が不要の場合は、下記ZPLコマンドで出力をOFFにすることができます。
※「HEAD COLD」表示がなくなるだけで、印字品質低下の可能性はあります
^XA^MWN^JUS^XZ
電源投入時にフューズ(FUSE)が切れる
ゼブラプリンタの電源時にフューズが切れ、予備フューズに交換しても解消しない場合、AC電源ユニットの故障が考えられます。
直ちに、AC電源コンセントを抜いて、弊社サービスサポートへご連絡ください。
連続印字動作中に「キュッキュッ」と高音がする
ラベル経路途中にある『黒いローラー』の内部にラベルの紙粉が入り込んでいることが考えられます。
この場合、ラベルがバックフィード動作をしたタイミング(オートカッター使用時など)に顕著に発生します。
該当箇所『黒いローラー』部分の分解清掃が必要です。弊社サービスサポートへご連絡ください。
設定変更時にパスワードの入力を求められた
ゼブラプリンタ工場出荷時のパスワードは「1234」です。
パスワードは ZPLコマンド ^KP で変更が可能です。
ゼブラ S4M プリンタ については、2段階のパスワードが設定されています。
1段階目のパスワードは「1234」、2段階目のパスワードは「9999」です。
ゼブラプリンタを工場出荷時(Factory Reset)に初期化したい
ZT600シリーズ / Xi4シリーズ / 105SL / ZMシリーズ / S4M の場合
- ゼブラプリンタの電源をOFFにします。
- 正面パネルの[FEED]と[PAUSE]ボタンを押しながら電源を投入します。
- ゼブラプリンタが起動し、正面パネルのLEDが消灯し始めたら[FEED]と[PAUSE]ボタンを離してください。
GXシリーズ の場合
- ゼブラプリンタの電源を投入し、起動したことを確認してください。
- [FEED]ボタンを長押ししてください。
- 機器本体のLEDランプが点滅を始めます。1回点滅、2回点滅、・・・
- LEDランプが『4回点滅』したところで[FEED]ボタンを離してください。