ゼブラプリンタ XMLを使ったラベル印刷
ゼブラプリンタ XMLデータを印刷
ゼブラプリンタは、XML(Extensible Markup Language)に対応しています。
XMLを使用すれば、インターネットブラウザ用に開発した業務用アプリケーションから、誰でも簡単にラベル発行することができます。
システム開発者にとっても、XMLはデータの扱いが容易なので、システム開発効率がアップします。
ゼブラプリンタとXMLのしくみ
- 予め、ゼブラプリンタ内部メモリにラベルレイアウトの『ひな形』をZPL IIで作成し登録
- ウェブアプリケーションから『XML形式』のデータをTCP/IP経由で、ゼブラプリンタへ送信
- XMLのデータストリームから印字部分のデータを抽出
- ラベルレイアウト雛形とXMLデータを合成
- ラベル発行
XMLで印刷する前にゼブラプリンタの下準備
XMLでラベルを発行するためには、あらかじめゼブラプリンタの内部にラベルレイアウトの『ひな形』を登録する必要があります。
この『ひな形』は、ゼブラプリンタ制御言語 ZPL IIで記述します。
記述したZPLテキストは、ゼブラプリンタの内部フラッシュメモリに登録しておきます。
サンプル ZPL II
^XA
^DFE:XMLTEST.ZPL^FS
^CI28
^FO0203,0006^A1N,70,35^FN1^FDprice^FS
^FO0012,0072^BY3^BCN,86,N,N,N,A^FN2^FDbarcode^FS
^FO0100,0164^A0N,30,30^FN2^FDbarcode^FS
^FO0000,0042^A0N,30,24^FN3^FDmodel^FS
^FO0000,0192^A1N,35,35^FN4^FDmanufacturer^FS
^FO0000,0228^A1N,35,35^FN5^FDdistributor^FS
^FO0156,0000^A1N,35,35^FPV^FD税込^FS
^CI0
^XZ
XMLデータストリームをゼブラプリンタに送信
アプリケーションから、次のようなXMLをゼブラプリンタへ送信します。
サンプル XML
<?xml version=”1.0″ standalone=”no”?>
<labels _FORMAT=”E:XMLTEST.ZPL” _QUANTITY=”3″>
<label>
<variable name=”price”>639.000円</variable>
<variable name=”barcode”>4912345678904</variable>
<variable name=”model”>ZEBRA 110Xi4</variable>
<variable name=”manufacturer”>ゼブラテクノロジーズ</variable>
<variable name=”distributor”>マキー・エンジニアリング</variable>
</label>
</labels>
- XMLタグ<labels>の_FORMAT=の名称とZPL IIのひな形名^DF~^FS間に囲まれた文字列がひも付されます。サンプルでは、”E:XMLTEST.ZPL” の部分です。
- XMLタグ<variable>の_name=の名称とZPL IIのひな形名^FD~^FS間に囲まれた文字列がひも付されます。サンプルでは、”price”, “barcode”, “model”, “manufacturer”, “distributor” の部分です。
- XMLタグ<labels>の_QUANTITY=は、ラベルの複写枚数を指定します。サンプルでは ”3″(3枚印刷)です。