ゼブラプリンタの選び方 – Zebra Printers モデルとオプション
ゼブラプリンタ 『ラベルを作成するために必要な環境』
『ラベルを作成するために必要な環境』の揃え方についてご説明をいたします。
ゼブラプリンタを購入を検討した際、必要な環境を揃えたくても、ゼブラプリンタのモデルやオプション、パソコン、ソフトウェア、消耗品など・・・をどうやって決めていいのか判らない場合が多々あると思います。
このような場合、次のように絞り込んむことにより、適切な環境を揃えることができます。
すでに判っている要素から絞り込む
ラベルを作成して商品に貼付するということは、少なくとも以下の要素はすでに固まっていると思います。
- ラベルを貼付けする商品
- ラベルを発行する枚数
- 印字内容
- 設置環境や運用方法
1. ラベルを貼付けする商品
ラベルを貼付する商品が判れば、ラベルの材質、ラベルサイズ、インクリボンの種類を絞り込むことができます。
対象が、化粧箱やダンボールであれば、一般的なコート紙ラベルを選びます。コート紙は流通量が多い基材ですので、安価に入手ができます。また、ゼブラプリンタの印字方式「熱転写方式」と大変相性が良い基材ですので、高品質なラベルが作成できます。
ラベルを貼付する商品が、自動車部品であれば、銀ネーマー紙などの合成紙を選びます。金属に貼付できて、過酷な環境下での耐久性を重視したラベルが作成できます。
ラベルを貼付する商品が、冷凍食品(冷凍糊ラベル)や電子基盤(耐熱ラベル)など環境で使用する場合、特殊なラベル基材を選択することができます。
更にラベルを貼り付ける商品が判れば、ラベルを貼付けする場所からラベルサイズも判ります。
2. ラベルを発行する枚数
ラベルを発行する枚数が判れば、ゼブラプリンタのモデルを絞り込むことができます。
ゼブラプリンタは、1日24時間稼動し続けても大丈夫な設計のXi4シリーズから、S4Mのように1日数百枚の印字を目的としたプリンタまで、豊富なラインナップを準備しています。
例えば、サイズ100mm×100mmのラベルを印字速度100mm/秒で発行した場合、単純計算で1秒間に1枚のラベルが発行できます。1日の生産量が数万枚であれば、ZEBRA 110Xi4 Printer を選択、1日の生産量が数百枚ならばZEBRA S4M Printer を選択します。
同様に、ラベル発行枚数が判れば、消耗品(ラベル、インクリボン)のランニングコストが計算できます。
ラベルは一般的に、一度に大量の枚数を手配すると、1枚辺りの単価が下がります。これはラベル製造の工程によるためで、原反(げんたん)を刃型で型抜き加工する際のコスト(主に人件費)を下げることができるためです。
3. 印字内容
印字内容が判れば、ゼブラプリンタのヘッド解像度オプションを絞り込むことが出来ます。
商品明細の入った銘板ラベルの場合、細かな文字やモジユール幅の細いバーコードの印字が考えられます。この場合、高解像度が必要なため、300dpiオプションや600dpiオプションが必要となります。
逆に物流用ラベルなどある程度の解像度で問題が無いラベルならば、203dpiのゼブラプリンタを安価に提供することができます。
4. 設置環境や運用方法
設置環境や運用方法が判れば、ゼブラプリンタにどのオプションを追加すれば良いか判ります。
ゼブラプリンタをイーサネットLANの配下におくのであれば、ZebraNet PrintServerオプションを追加。
印字したラベルを1枚ずつ手で貼付けをするのであれば、剥離オプション。数枚ごとにラベルを切り落とす必要があれば、オートカッターオプションを追加します。